新シリーズのスタートです。
弊社の得意分野やエピソードをご紹介しつつ、当サイトのコンセプト「私達は色を大切にします」を念頭に、
その時々の色鮮やかな「色ネタ」を添えて展開していきます。

※フリー画像から。

第1弾のテーマは「特色印刷」。通常カラーはCMYK：プロセス４色のインクで印刷します。
ただ、どうしてもインクの網点の掛け合わせなので、濁ったり希望の色が出せない場合があります。
そこで効果を発揮するのが「特色」です。

これは最初からインクを調合するので、鮮やかな色彩で印刷できます。
特に色のベタ面が多い絵本などには優れた効果が出ます。
プロセス４色に特色を加えて、５～６色で印刷しても面白い表現ができますね。

長年、絵本印刷を手掛けてきた弊社は、特にこの特色印刷を得意としております。

※鬼押し出し園にて。

レンゲツツジのサーモンピンクは、特に「特色印刷」向きのカラーです。

さて、今回の「色」は、この季節に高原を彩るレンゲツツジを選んでみました。
写真は企画デザイン室の三輪が、以前行った時に撮ったもの。
撮影地は軽井沢から行く、浅間山麓の鬼押し出し園。

東京はもう梅雨入りの気配でジト～としてますよね。こんな時は高原に足を向けるのが一番。
晴れていれば湿度も低いので、爽やかで過ごしやすい「夏」を感じられます。

※ちょうど見頃を迎えていました。

そしてこの季節に高原を彩るのがレンゲツツジ。
赤でもピンクでも朱でもない、そのちょうど中間のキワの色。優しく落ち着いた艶やかさ。

僕は特にこのサーモンピンクが好きなんですねぇ。

そしてこの色こそ、CMYK：プロセス４色の掛け合わせで広い面積を印刷すると濁ってしまうのです。
まさに特色向きの色と言えるでしょう。

※色そのものが語りかけてくる気がします。

企画デザイン室の三輪が運営するブログ（旅と癒しのフォトギャラリー）で、この時の様子を詳しく語っています。興味のある方は是非ご覧下さいね。

サーモンピンクの夢【鬼押し出し園（浅間山麓）】のレンゲツツジ